北海道・旭川周辺をキャンピングカーで巡る2泊3日旅行モデルコースのご紹介

2020年10月後半、少し肌寒く紅葉が美しく咲き乱れる季節に、北海道旭川へ出張してきましたので、モデルケースとしてご紹介したいと思います。

車両はもちろん、当社でお貸し出ししているクレソンボヤージュEVOLITEを使って、旭川→士別→旭岳周辺に足を伸ばし、オートキャンプ場や観光スポット的な要素も交えながらご紹介したいと思います。ぜひ参考にしていただければ幸いです!

旭川周辺を2泊3日で楽しむモデルコース概要

旭川を中心として、2泊3日で士別方面・旭岳方面と真反対のルートを各々一日ずつ堪能したモデルコースです。今回は出張ということもあり、真反対の方向ではありましたが仕事の予定をこなしつつ、道中の寄り道と赤く咲き乱れる紅葉を楽しみながら、旭川ならではの起伏の激しい直線道路をドライブしました。

一日目(旭川空港~士別)

スケジュール

移動距離:約65km(約1時間15分)

13:00空港到着・駐車場出発
15.4km
(約25分)
13:30ランチ(あさひかわラーメン村)
49.3km
(約48分)
15:00到着&仕事の打ち合わせ(士別ペコラ)
16:00施設見学・BBQ・宿泊

出発

お昼すぎに旭川空港へ到着し、駐車場から早速クレソンボヤージュEVOLITEに乗り込んで宿泊予約済みの「焚き火キャンプ場 士別ペコラ キャンプグラウンド」さんに向かいます。

※旭川営業所では、店舗でのお引渡しのほか、旭川空港でのお引渡し(無料)も可能です。お貸し出し前に、設備のご紹介で30分~1時間ほどかかりますので予めご了承ください。

旭川のラーメンが集う「あさひかわラーメン村」へ

お腹が空いているので、まずは軽めのランチで旭川ラーメンを食すべく空港から約30分で行ける「あらひかわラーメン村」へ向かいます。

旭川市内のラーメン店が8店舗集合した施設「旭川ラーメン村」

いくつもの名店がありましたが、我々は悩んだ末に「梅光軒」さんをチョイス。空港降りた時から広告看板が目に付いていたので、とりあえず行っておこうという気持ちになっていました。

旭川といえば醤油ですが、味噌、激辛と3人で違うラーメンを注文。こういった色々な味を数名で食べ分けるのも旅の楽しいところですよね。

士別まで高速移動で北上「日本最北端のIC」を通過

お腹が膨れたところで、夕方よりアポのある士別へ向かいます。

※ウィキペディアより写真引用

旭川北ICから日本最北端のICである「士別剣淵インターチェンジ」まで一気に北上します。道央自動車道は基本的に一車線なので、速度や後続車に注意しながら進みます。(途中途中に追い越し用二車線になったりします)

日本最北端ということを知らなくて出口を普通に通過してしまいましたが、料金所看板に「日本最北の料金所」と表記があるので、ぜひ通るときはカメラの準備をおすすめします。(撮り逃したのでwikiで代用してます)

焚き火キャンプ場 士別ペコラ キャンプグラウンド

士別剣淵ICを降りて約5分ほどで初日の目的地であるペコラに到着しました。

最寄りのスーパーにも車で5分で行けるほどの立地で、士別市内の町並みを少し丘に登るだけなので、人里から離れすぎていない利便性が非常に頼もしいです。

宿泊施設での宿泊や屋内BBQも可能
ペコラ内キャンピングカーサイト
見渡すことができないほど広大な敷地
百頭以上の羊を飼育

夏場には同じ敷地内にある「しずお農場」さんで飼育している羊を以下の動画のように羊を放牧しているようです。触らしていただきましたが、とってもほわほわで温かい羊ちゃんたちなのでした(^^)

※動画はペコラ公式FACEBOOKより引用

また、当日はあいにくの天気で見ることはできませんでしたが、満点の星空が見えるのもペコラの特徴です。

※ペコラ公式FACEBOOKより引用

とにかく自然豊かな士別でオートキャンプをするなら、絶対おすすめなペコラさん。ぜひ行ってみてください。

ペコラ公式サイトはこちら

二日目(士別~旭岳)

スケジュール

移動距離:約122km(約2時間30分)

※上記GoogleMAP上では高速道路が表示されていますが実際は使わず下道で移動しました。

10:00ペコラ出発
8.4km
(約10分)
10:30周辺散策(道の駅 けんぶち)
1.8km
(約5分)
10:45アルパカ気になる(ビバアルパカ牧場)
17.1km
(約20分)
11:40どうしても行きたい塩狩峠(塩狩峠記念館)
30.6km
(約45分)
13:30ランチ(二幸本店)
39.2km
(約50分)
15:30撮影スポット(天人峡・羽衣の滝)
19.1km
(約20分)
17:00宿泊施設到着(旭岳温泉ホテルベアモンテ)
18:00打ち合わせ・夕食・宿泊

士別散策で「道の駅けんぶち」で情報収集

ペコラを出発し、まずは士別周辺を散策。打ち合わせの際に「塩狩峠」の話題で盛り上がり、絶対に塩狩峠に行くルートで周辺に面白そうなところを探すため、「道の駅けんぶち」に立ち寄り周辺MAPをチェック。

※ホームページより抜粋

構内には絵本の里と言われるだけあり、絵本コーナーなるものがあります。さらにお土産や地元の農作物、焼きたてパンなどがあり、思いがけずなかなか楽しめました。

なにか面白いところは無いかと地元MAPを見ていたら、そこで発見したのは、なんと「ビバアルパカ牧場」!しかも約5分の距離!これは行くしかないと直感で決めて美味しいアイスを食べてから向かうのでした。

アルパカと触れ合えるビバアルパカ牧場

「道の駅けんぶち」から少し士別方面に戻り車を走らせること5分。おそらく初見であろう『アルパカ』と書かれたのぼりが立ち並ぶ場所に「ビバアルパカ牧場」はありました。

あいにくの天候なので屋舎内で柵からだしていただき、触れたり写真を撮ったりとアルパカとじっくり触れ合うことができました。

晴れていたらバギーに乗ったりマウンテンバイクに乗ったりとアクティビティも楽しめたりするようなので、小さいお子様がいる方には思い出に残る体験ができると思います。

ビバアルパカ牧場のホームページはこちら

塩狩峠で小説の舞台を聖地巡礼

士別から剣淵と南下しつつ、旭川へ向かう途中に「塩狩峠記念館」があります。

三浦綾子さんの有名な小説『塩狩峠』の舞台としても有名なこの場所は、実際に三浦綾子さんが住んでいた旧宅が、記念館として公開されています。

昨日の打ち合わせで色々な話をしている中で、この塩狩峠の話題で盛り上がり、「道中にあるならば絶対に行きたい!」ということで寄りました。

すぐ横には小説の舞台ともなったJR塩狩駅があり、ファンとしてはなんとも言えない感慨深くなりますね。

塩狩峠記念館(三浦綾子旧宅)のホームページはこちら

旭川駅の老舗寿司屋で舌鼓を打つ

塩狩峠をあとにし、旭川方面へ車を走らせること約50分。旭川駅商店三条本通を入ったところにある「二幸本店」さんへお邪魔させていただきました。

筆者が注文したぷりっぷりのイクラ丼

昭和22年に創業された老舗の味と北海道ならではの魚の美味しさを堪能しました。

本当に北海道は美味しいものだらけなので、何を食べるか悩んでしまいますね。二幸さんに着いた時は、ちょうどランチタイムだったので手頃な価格で美味しい料理を楽しむことができました。

忠別湖を超え天人峡で羽衣の滝をパシャリ

食事を楽しんだあとは、いよいよ本日の宿泊先である旭岳方面へ向かいます。

10月後半にもなると日が暮れる時間が早いため、途中で寄り道せずにまっすぐ向かうのは「天人峡」という観光スポット。

天人峡から徒歩10分ほどで見られる絶景の「羽衣の滝」を撮影しにいきます。

勾配の激しい直線道路

道中はほぼ直線道路となっており、本当に勾配差で『天国へ続く道』や『ジェットコースターの道』と呼ばれるようなアップダウンが楽しめる道路もあります。
(上の写真は違う場所で撮影したものですが本当にこんな感じです)

天人峡方面へ向かうと目印が随所に出てくる

途中で忠別湖という大きな湖があり、進行方向右側へ進むと天人峡方面・左側へ進むと旭岳方面へと行けます。

いくつかのトンネルを抜けると、天人峡に到着するのですが、驚くべきは露出された岩肌と絶壁!これは現地に行って肌で感じていただきたいと思います。

天人峡の岩肌

なお、天人峡はほぼ道路の終点に位置しており、先への道路は封鎖されており進めません。無料駐車場に車を停めて、羽衣の滝まで歩くと約10分ほどで到着します。

羽衣の滝

なんとか夕日が残っている時間に到着でき、撮影して参りました羽衣の滝でございます。

天人峡という地名と羽衣という名称、まるで天からの使いが来たかのような錯覚に陥る独特の地形で自然の大きさに触れられます。

なお、駐車上には足湯があり、これまた『天女の足湯』という色々と神々しい場所です。

帰りに忠別湖パーキングに駐車して、夕日が当たる旭岳をバックにキャンピングカーを撮影しました。

うっすらと見える旭岳を背景にパシャリ!

天人峡ホームページはこちら

「大雪山」旭岳最寄りのホテルベアモンテで宿泊

ギリギリ日が落ちるか否かで撮影を無事に終え、完全に暗くなる前に宿泊先である「旭岳温泉ホテルベアモンテ」さんへ向かいます。

行きに通った忠別湖の分岐道まで戻り、旭岳方面へ約20分ほどでホテルベアモンテに到着します。

※公式ホームページより抜粋

二日目の打ち合わせを行い、この日はベアモンテさんにお世話になりました。

旭岳温泉ホテルベアモンテのホームページはこちら

三日目(旭岳~旭川空港)

スケジュール

移動距離:約37.8km(約45分)

10:00出発
徒歩3分11:00旭岳登頂(旭岳ロープウェイ)
37.8km
(約45分)
12:30お帰り(旭川空港駐車場)

旭岳に登頂

ホテルベアモンテから徒歩約3分でロープウェイ乗り場なので、ギリギリまでホテルでゆっくりと温泉につかり、朝食を食べ、チェックアウトをしてから旭岳に登頂します。

旭岳ロープウェイ乗り場

登頂と言っても、ロープウェイで一気に上まで登れますので、非常に快適です。頂上では約1時間ほどで一周できる観光コースがありますが、今回は帰りの飛行機の便の都合上、一箇所のみ回りました。

山頂はすでに雪がちらほらと積もっていました
忠別湖を見下ろす絶景スポット
比較的ここまではすぐに来ることができます

「大雪山」という名称ではありますが、四季それぞれの楽しみ方があり、自然豊かな北海道の中でもトップクラスの自然と美味しい空気を楽しめます。

旭岳を最後の観光スポットとして、空港へ向かい今回の出張は終了となります。

大雪山旭岳ホームページはこちら

終わりに

旭川を中心として、あえて動物園はいかずに紅葉を楽しみながら道中の寄り道など、その場でスマホで調べたりと思いつくままに行動しました。

移動距離が思ったより長く、2泊3日では時間が足りないと思うかもしれませんが、カツカツに詰め込むよりも、これくらいがちょうど良かったりします。ぜひ北海道旅行行く際に当モデルコースを参考にしていただければ幸いです。

最後に、天人峡近くで紅葉と川のせせらぎを撮影した動画で締めくくりたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。

天人峡近く、紅葉と川のせせらぎ

※通常、キャンピングカーをレンタルでご利用の際は、貸出・返却時にご説明やチェックなどがありますのでお時間に余裕をもってご返却くださいますようお願いいたします。